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October 24, 2005

構造改革概論 3.問題点の奥に

構造改革をすべきものは、官僚組織そのものであると言うことは、以前書いた。
ここで再度書いておきたいのは、公務員とは言っていないと言うことだ。
また、中央省庁に勤める国家公務員とも言っていない。

あくまでも、「官僚」と言っているのだ。

現在、税金の無駄遣いの最たるものは、特殊法人などだろう。
これらの組織は、設立当時は、それなりの意味があったものの、役目を終えた今でも、以前として存続している組織が多い。

何故無くならないか?
それは、天下りの受け入れ先だからだ。
また、これらの特殊法人は、関連民間会社へのパイプ役も務めていて、必要不可欠なのだ。

特殊法人に配分された資金は、一定の経費を除いて、ほとんどそのまま下請け会社へ抜けていく。
この下請け会社が、実は、官僚組織が作り上げた、税金の吸い上げマシンなのだ。

特殊法人は、会計報告の義務がある。
で、黒字だったり、予算が余ったりすると、割り当てを減らされるおそれがある。
なので、特殊法人は、常時赤字にしておき、下請け会社に儲けさせるのだ。
下請け会社は、体裁上、民間会社なので、法人税などを普通に収めていれば、何の問題もないのだ。

かくして、年中赤字、その実、天下りした元官僚達が、甘い汁吸い放題の楽園ができあがった。

道路公団の例を挙げてみよう。
高速道路などのメンテナンスは欠かせない。
しかも、一般道路と違い、危険が大きいので、清掃作業なども、専門の業者に委託している。

トンネル内に置いては、壁面、作業用通路、壁面に取り付けてある標識は、それぞれ、別の業者が、清掃を行っている。
「専門技術がいるから」だそうだ。

しかし、壁面を掃除する際に、その壁面に付いている標識については、何らかの防護措置を行うはずだ。
そのついでに、掃除することは、不可能なのだろうか?
あの標識って、そんなハイテクの集まりなのですか?

本当の理由は、そんな事じゃない。
実は、この専門技術を持った下請け業者って、全部、天下り官僚が作り上げた会社なのだ。

そういう会社が1つ増えれば、それに応じて、天下り先が増える。
そのために、増やせるだけ増やした結果、こんな訳の分からない発注になっているのだ。

これらのことは、民営化によって、解決したのだろうか?
いや、していないと思う。
解決していないからこそ、官僚が、民営化を了承したんだろうから。

きっと、名前を変えた同様の方式が、継続可能であることを確認してから、ゴーサインを出したに違いない。

もう一度書くが、これは、国家公務員の悪辣さではない。
あくまでも、「官僚」のやり口である。

天下り廃止が叫ばれているが、大多数の国家公務員にとっては、何の関係も無い事なのだ。
天下りできるのは、各省庁のトップ連中だけだ。
ほとんどの国家公務員は、恩給(共済年金)を貰って、それを頼りに老後を送っているはずだ。

中央省庁の一般役人達の必須アイテムは、ドリンク剤、カロリーメイト、カップ麺だそうだ。
これは、課長クラスでも、変わらない。

それだけ、連中は多忙な生活を送っている。
その上に、国家公務員の定数を削減されては、中央省庁の中は、死屍累々の屍の山が築かれることだろう。

民間会社の激務に比べれば、まだ甘いのかも知れないが、彼らは彼らなりに、身を削って、仕事をしているのだ。
.......ごく一部を除いては。

今回、郵政民営化の仕上げとして、政府系金融機関の統廃合が、議題に上っている。
これは、特殊法人への資金供給源を絶つと言う意味で、避けては通れない問題だ。
それ故、官僚の抵抗はすさまじいと思われるが、あえて断行して欲しい。

なぜなら、これらの改革は、身を削って仕事をしている、大多数の国家公務員にとっては、何の関係もない事だからだ。

これらの金融機関で働いている職員の雇用さえ維持してあげれば、全く問題など、発生しない。

ただ、甘い汁を吸ってきた連中が、困るだけだ。

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私が購読する『週刊文春』に、あの道路公団民営化に関わった猪瀬直樹氏の連載記事、「ニュースの考古学」がある。その連載で「11月3日号」は興味深いものがあった。つまり表題の「刑務所民営化」だそうである。何しろ今週号の連載記事タイトルからして・・・「稼働率100パーセントのホテル」刑務所は民営化できる、とあったのには驚いた。詳細は『週刊文春(11月3日号)』を買っていただくとして、猪瀬氏の主張は概ね以下のようになる。 1.近年犯罪者が増加傾向にありながら、財政危機で刑務所の新設が難しい。 2.公表... [Read More]

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