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June 01, 2006

整体が何故存在するか?

昨日、整体院がらみの事件について書いた。
そこで、無資格がらみの事を書いたので、正確を期すために、整体について書く。

整体とは、業種の名前ではない。
読んで時のごとく、体のバランスを整える手技を言う。

ただ、内容が、脊髄矯正がメインなので、カイロプラクティックと同じものと考えている人が多いが、全く同じではない。

で、「整体」と看板にうたっている治療所は、ほとんど、法律で定められた資格を持っていない治療師が治療を行っている。

あらかじめ書いておくが、これは、治療技術の高低を意味してはいない。
無資格でも、凄い技量の持ち主はいるだろう。
ただ、無資格であることを承知して、治療を受ける必要はある。

では、法的な資格を持っていないのに、無免許医のように、逮捕されないのは、なぜか?

それは、最高裁の判例があるからだ。
最高裁によって、「違法とは言えない」という判例があるのを根拠に、どんどん整体院が誕生している。

ここでは、このことについて、書いておきたい。

これは、HS式無熱高周波療法という、いわゆる電気治療器具を使って業務を行っていた者に対する判決である。
まず、手技とは何の関係もない電気治療に関する判例であること。
最高裁から、高裁に差し戻され、その結果、再鑑定の上、有罪になっていると言うこと。
これらを、まず踏まえておかないといけない。

要するに、有罪になっている上に、手技療法に関しては、何の判断も示していないのだ。
これが、国家資格を有していない整体師の開業要件に、何故なりうるのか、私には理解できない。

職業選択の自由と言うが、ならば、ブラックジャックも、適法なのか?

専門学校・大学に何年か通い、国家資格(以前は、県知事免許)を取得した上に、法律で様々な規制を受けながら開業している鍼マ師と、一定の月数研修を受けただけで、何の法的制限も受けずに開業している整体師が共存している現状は、明らかに異常だ。

厚生労働省も、この問題については、先刻承知で、今後の対策が練られている。
しかし、遅々として進んでいない。
当然、地域保健所も同様である。
それは、上記最高裁判例に関する誤解があるためのようだ。

ただ、最後に書いておくが、鍼マ師側にも問題がある。
それは、患者側のニーズである。
古式ゆかしい経絡治療を求める人もいれば、整体のような比較的新しい治療法を求める人もいる。
その患者側のニーズに、鍼マ師側が、答え切れていないのも、原因の一つであると言うことだ。

現に、整体の料金は、マッサージ料金と、それほどの違いはない。
なのに、整体院に通う患者が存在するという現状を正しく把握しておく必要がある。

エステもそうである。
美しさを得るために行っているのかと思えば、実は、「気持ち良いから」という理由が、かなりの割合に昇る。
このニーズも、受け止められていない。

あん摩マッサージ指圧師も、この辺のことを、自省して欲しいと思う。
当然、全ての施術所で、整体を行えと言うことではない。
しかし、業界として、この手技に関し、前向きに取り組む姿勢だって、合って良いと思う。

同じ整体のテクニックを持ち、大臣・県知事免許の施術所と、整体院がある。
料金も同じとする。

どちらに通うかは、言うまでもない。

法的な面で言えば、これは、検討すらする必要がない。
片方は、無資格なのだから、厚生労働省が、いつ本格的な摘発に乗り出すのかという、時間的な問題が残っているに過ぎない。

しかし、道義的な面では、どっちもどっちである。
無資格ながら、患者のニーズに対応してきた整体師。
有資格で、それらを見過ごしてきた鍼マ師。
内容は違うが、どっちもどっちだ。

経絡治療は効果がないと言っているのではない。
整体を求める患者もいるのだ、と言っているに過ぎない。

経年変化で変形した上に、拘縮している頸椎を、事故を起こさず、正常もしくはADL確保状態に戻しうる知識を持っているのは、医師・柔整師以外では、きちんと解剖学・病理学まで学んだあなた達しかいないのだ。
(理学療法士等は、医師の指導の元、医療機関で訓練を行うため、医師に含める。)

患者の希望は、「少しでも元気になること」なのである。
方法は、二の次なのだ。

両者の猛省を期待して、本稿を終わることにする。

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