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June 29, 2006

靖国問題

再び、騒がしい季節が来ようとしている。
参拝を強行する小泉首相に対し、反発必至の、中国・韓国が、今か今かと、「心待ち」にしている。
それに対し、官邸筋は、「内政干渉」と、反発するというシナリオだ。

経緯に、簡単に触れておく。
詳しくは、Webに、いくらでもあるので、参照してもらいたい。

最大の問題は、A級戦犯が合祀されており、その神社を、公式参拝することが、太平洋戦争時の日本軍の行為を認めるものだとして、中国・韓国が反発していると言うことに尽きる。

合祀されたのは、1978年。意外に新しい。
合祀すべく、靖国にリストを送ったのは、実は、厚生省引揚援護局。
これを受けて、靖国側は、合祀したことになっている。

実は、裏がある。
厚生省引揚援護局は、実質、旧軍人がほとんどを占めるという部署だった。

当時は、異様な雰囲気だったようで、一般職員は近寄りもせず、その職務に口を挟む者も、皆無だったようだ。
そして、靖国に送ったリストも、厚生大臣の認可を得ず、局が勝手に送ったらしい。(逆説の日本史・週刊ポスト)

リストを送られた靖国側の宮司筑波藤麿氏は、宮司預かりとし、亡くなるまでの12年間、そのまま放置していた。

しかし、次に宮司となった松平永芳氏は、就任後、わずか4ヶ月で、昭和天皇の元へリストを持って行く。
徳川侍従次長が、憂慮したにもかかわらず、合祀に踏み切ってしまう。

何故か?

実は、松平氏は、旧軍人であり、合祀シンパだったようだ。
合祀推進派は、松平氏という、この上もない援軍を得て、かねてよりの悲願、「東条閣下の合祀」を達成したと言うのが、事実だったようだ。

この問題に対しては、小沢一郎民主党党首の持論が、正しいと思っている。

「もう1つは、戦闘で死亡した殉難者だけを祭神とするのが原則なのに、戦犯として処刑された者までも「戦争で倒れた」という解釈で合祇していることだ。」

これに尽きると思っている。
ちなみに、私は、小沢党首の支援者ではない。
一定の評価はしているが、崇拝はしていない。

私の考えでは、戦犯とは、生きて終戦を迎えて帰国し、その後、裁判で有罪となって、処罰された人たちを言う。
つまり、戦死してはいないのだ。

靖国側は、「公務死」であるとして、妥当性を主張している。
しかし、これは、強弁だろう。

裁判で有罪となり、刑を執行された人と、戦地で亡くなった人を、同列に扱うのは、いかがなものか。

確かに、東京裁判は、決して、公平な裁判ではなかっただろう。
ならば、この点について、国なり、国連なりに訴えていけばいい。

但し、あくまでも、戦争で亡くなったとするのではなく、不公平な裁判で有罪判決を受けた犯罪者の、名誉回復を目的とすべきだ。

彼らの名誉回復がなされたとしても、これを持って、合祀の根拠には、未来永劫すべきではない。

中国・韓国のクレームは、主に、政治的な意図のプロパガンダだろうし、内政干渉なのだろう。
しかし、矛盾点を抱え込んだ靖国を、時の総理が、公式参拝することに、妥当性があるとは思えない。

首相は、100%の私人には、成り得ないと思っている。
故に、首相は、公式・非公式を問わず、参拝を差し控えるべきだ。

矛盾を抱え込んだ靖国へは、周辺各国の波紋を覚悟してまで、参拝する価値はないと思う。

靖国側も、設立の経緯に、異論を挟む人はいないのだから、日本国民の多くの人たちが、心から戦没者を悼み、不戦の思いを新たにすることが出来るすっきりとした体制を作るべきだ。

つまり、靖国を、本来の姿に戻し、不公平裁判で不名誉を被った人たちがいるのならば、別件で、名誉回復を図る様にすべきである。

靖国問題は、ほとんどの国民にとって、実は、簡単な問題なのだ。
騒いでいるのは、遺族のうちのごく一部、そして、周辺のごく一部に過ぎない。

大多数の国民は、靖国の設立の経緯や存続に、異論など、持ち合わせていないのだから。

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