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NEWS ZERO

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July 24, 2006

デイトレは、儲かるか?

一日単位で、株を取引するやり方を、デイ・トレーディングとか言うらしい。
中には、一日の内で、何度も取引を行う場合もあるらしい。
ネットでの株取引を、証券会社が受け付けるようになり、手数料を安く設定したのが受けて、各証券会社が、こぞって、デイトレを行う個人投資家に、門戸を開き始めた。

今では、株の値動きに、影響を与え始めているようである。

これに関して、実際に、目にする機会があったので、書くことにした。
ちなみに、私は、どのような形であれ、一度も、株投資をしたことはない。
なので、詳しい方は、読み飛ばして頂いてもかまわない。

まだ、ホリエモンだとか、IT関連などが、マスコミでちやほやされていた頃のことだ。
そんな中、突然、ホリエモンが逮捕された。
その影響で、IT関連は、一様に値を下げた。
しかし、IT関連の基礎体力が落ちた訳ではなく、程なく、値を戻した。

この時の事である。
この一連の値動きで、私は、「必ず、儲けることが出来た」と言った。
それに対して、年配の女性、平たく言えば、おばあさんが、猛然と抗議してきた。

「私は、儲かる儲かるというから、ヤフーとかの株を持っている。
でも、ちっとも、儲からない。
だから、あなたの言うことは、間違っている。」
と、地方の方言で言った。

私は、これを聞いて、

こんなレベルの人までもが、株投資をしているのか?

と、愕然となった。

詳しい方には、既に、自明の理だろう。

私が言ったのは、デイトレである。
値を下げたのも、戻したのも、一時的な値動きである。
ホリエモンショックがあれば、関連株、つまり、全く関係ない、ヤフーや他のIT業者の株価も、下がることが予想された。
案の定、それは、下がった。

しかし、翌日以後、値を戻すことは、当然、予想される。
だから、ある程度下がった段階で、株を買い、反発を待つ。
で、ある程度戻したところで、売り抜ける。

実際には、これほど簡単ではないだろうが、基本的には、そう言う主旨で言った。
そして、「まあ、素人の皮算用ですけどね。」と、付け加えておいた。

それに対し、老婆が意図していたのは、長期保有型の株投資である。
その場合、半年、一年単位で、株を値動きを見ていく必要がある。

デイトレと、長期保有型では、投資する株も違うし、注目する点も違う。
全く異なる投資方法にも関わらず、その老婆は、そのことに、全く気づかなかった。

こんなレベルの人が、「何か儲かるらしい」と、株に手を出せば、痛い目を見る可能性が高い。
いや、既に、急増しているかも知れない。

私は、株の世界で言われている格言は、次のしか知らない。

天井売らず、底買わず。

ある程度詳しい人からすれば、いろはのいの字であろう。
しかし、今流行りのデイトレを、これから始めようとする人の中で、どれほどの人が、この格言の意味を知っていることだろう。

バブルになる前、

機関投資家は、年に5%利益を上げられたら、一人前。

と、言われていたらしい。
これを、遙かに超える利益を夢見て、デイトレに参加しようとしていないだろうか?
ネットで気軽に行えても、取引する株の単位が小さくなり、入りやすくなったとしても、株の世界の怖さは、いっこうに変わっていない。

先ほどの格言を聞いたこともない人。
機関投資家の意味が分からない人。
年に5%とは、何に対しての割合なのか、分からない人。

こんな人が、新たにデイトレを始めるのは、自殺行為だと、知っておく必要がある。

個人投資家で、60万円の元手から、数百億円のお金を得たという若者の記事を読んだが、彼は、しっかりと研究した上で、これだけの利益を得たのだ。
浮ついた気持ちで取り組み、運良く儲けた訳ではないことを、しっかり、頭に入れておいてくださいね。

って、誰も、聞いてないか。

ああ、また、あそこの主婦が申し込んじゃってるよぉ。
まあ、うちのじゃないから良いけど。

July 04, 2006

ITをどう活用するのか(2/2)

今回は、身近な例を挙げて、ITについて考えてみたい。

大規模な組織にITは、それなりにコンサルタントなどが存在するであろうから、それらのプロに任せたいと思う。
ただ、そういう組織の一員の人にとっても、多少、参考になるかも知れない。

もうじき、夏本番が来る。
お中元と、暑中見舞いの季節だ。

ここでは、暑中見舞いについて考えてみたい。
対象となる組織は、個人商店を想定する。
さしずめ、床屋でも念頭に置いておけばいい。

ここで、検討課題になるのは、

・いつ出せばいいのか?
・誰に出せばいいのか?

であろう。

前者は、今では、ネットを当たれば、すぐ分かる。
暑中とは、「夏の土用」を言うらしい。
立秋までの18日間だそうだから、この期間の始め頃に出すのがベストだろう。
具体的なことも、すぐ分かる。
土用の入りは7月20日、立秋が8月8日である。
なので、暑中は、7月20日から8月7日までと言うことになる。
よって、7月中旬に準備し、7月20日前後に投函となるだろう。
この場合、「先んずればすなわち人を制し」(史記・項羽本紀)と言うように、早いと目立つので、早いに越したことはない。

ここまでは、ことさら「IT」と言うほどのことではないが、ネット利用の一例ではある。
まあ、情報を得て、それを分析し、アクションを起こす戦略の一助にしたことは、確かだ。

さて、暑中見舞いを出すことにしたが、問題は、後者の「誰に」である。

幸いにして、過去に来店した人のリストは、存在する。
過去に暑中見舞いを出した人のリストもある。
かろうじて、その後、来店してくれた人の顔ぶれも覚えている。

これらが、基礎データになる。
情報の入手だ。

それを分析していこう。

いつくかのグループに分けた。

1.常連
2.何度か来店したが、ここ1年くらい来店していない。
3.2と同様だが、来なくなってから、1年以上になる。
4.1度来たきりで、1年以内に来店していない。
5.1度来たきりで、1年以上3年未満に来店していない。
6.1度来たきりで、3年以上来店していない。

まあ、例なので、これくらいにしておこう。

誰に出すかと言えば、もちろん、来店履歴のある人全員に出してしまえば、悩む必要はない。
しかし、費用対効果からすると、決して、適切な選択ではない。
それが千件だとすると、5万円になる。
それだけの出費を掛けて、元を取るには、どれだけかかることか。
なので、この選択肢は、無い。

そこで、上記の区分で、過去暑中見舞いを出して、その直後、来店した人の割合を調べてみる。

1.100%
2.40%
3.10%
4.8%
5.1%
6.出していない

こういう結果になった。
1の場合、出しても出さなくても、結果は同じとなる。
つまり、無駄であるが、常連さんへのフォローの意味もあり、その分の葉書代が、許容範囲かどうかで、判断すればいい。
この場合は、出すことにした。

2は、なかなかの高率である。
3も、まあまあと言った感じである。

4と5が、分岐点になりそうだ。

そこで、今後の経営戦略も加味して、分岐点を決めよう。

景気も上向きのようだから、多少の来店アップを図りたい。
そこで、今回は、少し多めに、4まで出すことにした。

で、1から4までの区分の顧客リストを作り、暑中見舞いを作成し、出すことに決定した。

1.20枚(新規来店期待数0)
2.30枚(12)
3.60枚(6)
4.10枚(1)
-----------------------
合計 120枚(19名)

経費:6,000円
交際費相当分:1,000円
新規来店期待額:76,000円
(単価は、一律4,000円に設定した)

その後、また来なくなったとしても、差し引き、16,000円の利益が見込める。

以上のことから、この店に置いては、1から4の顧客に対して、暑中見舞いを出すことを決定した。

その際に、リピーターになってもらうべく、サービスも、新たに検討する必要がある。

ただ、さしあたって見込める収入増が、2万円以下なので、設備投資などの出費は控え、サービス面での向上を図ることが望ましいと言うことになる。

極めておおざっぱで、こぢんまりとしてはいるが、立派な経営戦略である。
個人の床屋という規模にあった、適切な戦略だと思う。

ここに置いて、後者の決定に関しては、パソコンは、必須ではないことが分かる。
なぜなら、元となるデータ数が限られていて、手作業でも、容易に把握しうる程度の数しかないからである。

このことからも、ITにおいて、パソコンは必須ではない、と言うことが、分かってもらえただろうか。
たかだか100枚そこそこの宛名書きに、データベースはいらないし、分析に置いてもそうである。

ただ、環境として、顧客データが、データベース化されていれば、手間が省けることは間違いない。
手作業の場合、1万件を超える規模になったら、到底、手に負えなくなるが、データベース化されていれば、さほど、規模の増大に対して、作業量の増大は招かない。

ここに置いて、IT化を依頼された業者は、パソコンに置いてデータベース化することを提案し、ついでに、ダイレクトメール発送の仕組みも加えておくべきだ。
また、上記のような分析が可能なように、テーブルやマクロを構築し、利便性を上げておく。

この段階で、初めて、コンピュータの登場となる。

忘れてはならないのは、コンピュータの判断は、人間が指示した手順通りのものでしかなく、人間の判断能力を、決して超えることは出来ない、と言うことだ。

故に、真のITは、コンピュータやネットワークの中にあるのではなく、人間の頭の中や、ありふれた雑務の中に存在しているのである。

この意味のITならば、「時代の必須」と叫ばれるのも、理解できるのではないだろうか。

July 03, 2006

ITをどう活用するのか(1/2)

先日、ITの定義に関して、口頭で説明する機会があった。
良い機会なので、私の考えるITを書いてみよう。

ネットを当たってみると、ITは、コンピュータやネットワークを抜きにしては語れないと言うのが、定説のようだ。

なので、狭義では、

コンピュータ等による情報の活用を通じて企業の競争戦略を実現するための技術

と、解釈されているようだ。
他のサイトでも、大同小異だ。

中には、IT関連企業などという、訳の分からない用語まで、当たり前のように使われている。
そのIT関連企業などのうち、実際に、ITをビジネスの商品として扱っている企業が、どれほどあるものか。

私は、ほとんど無いと思っている。

IT関連企業の多くは、ソフトウエアの会社だったり、ネットビジネスを扱う会社だったり。
中には、HP作成代行業者も、IT関連企業に含めているのかも知れない。

実は、世間では、IT=訳の分からない新しい職業、位に考えて、なんでもかんでも、ITと、ひとくくりにしているのではないか。

ITとは、Information Technology の略であることは、よく知られている。
で、狭義の解釈は、上に書かれたとおりである。

しかし、この狭義の解釈が、そのままビジネスモデルに適用可能な会社がどれくらいあるのだろうか。

実際にIT化とやらを行っている会社は多いが、その実、省力化くらいしか、成果が上がっていない。

これは、ITの意味をはき違えているのだから、仕方のないことだと思っている。
ホワイトボードに書かれている社員の予定を、グループウエアに置き換え、回覧文書を、同報メールに置き換えてみたところで、これは、コンピュータ化による省力化は達成できるだろうが、IT化は、達成できないはずだ。

そもそも、スタートから、間違えているからだ。

では、私の考えるITとは何か?
これは、広義のITの定義から始めるのが、一番分かりやすいと思う。

つまり、情報を得て、それを整理し、分析し、新たなる取り組み方を見いだす技術のことだ。

この分野に関しては、「知的生産の技術」を引き合いに出すまでもなく、昔から、多くの取り組みがある。
KJ法なども、そうだし、広く考えれば、プレーンストーミングも、その手法の一つだろう。

つまり、元となる情報を、どう分析し、どのように具体的なアクションに結びつけるのか、この技術こそが、ITなのだと思っている。
上記の発想法などは、分析の手法の一つという位置づけになる。

要するに、コンピュータや、ネットワークは、必須ではないのだ。
ここが、誤解を生んでいる、最大のポイントだ。

言い換えてみる。

コンピュータや、ネットワークは、ITを活用するに際して、大きな力を発揮しうる道具であり、環境だ、と。

IT化に際して、環境をまず設置し、道具を調える。

これは、間違いではない。
近年の、コンピュータ関連のハードの値段を考えれば、ほとんどの場合、これらを選択することになるだろう。
しかし、本質的に言えば、「無くてもやれる道具の一つ」でしかない。

社内LANを設置し、各自にパソコンを支給。
それぞれに、ソフトの使い方を教え、実務で使用する。

このやり方は、多くの企業で既に実行済みだと思う。

で、何が変わりましたか?

結論は、上で書いたように、「省力化によるコストダウン」くらいのものでしょう。

つまり、一番大事な、「情報の活用」という視点が、全くない。
これを抜きにして、ITは語れないのだ。

そういう意味に置いては、「ネットやコンピュータなどは不要」と、言い切ってしまった方が、実は、ITを、正しく把握できると思う。

もちろん、極論であり、ITの本質をゆがめている見方だ。
しかし、たどり着くべき目的地を見失うよりは、よりよい結果を生むと思う。

コンピュータや、ネットワークは、有用な選択肢以外の意味は持たないのだと、まず、肝に銘じて置いてください。
間違っても、唯一の手段であると勘違いしたり、ハード環境の整備で、IT化の達成などと、勘違いしないように。

後半は、事例に基づいて、書いてみたい。

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