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October 10, 2007

コミック原作ドラマ花盛り

これは、早い話、制作サイドの手抜きである。
こんな事を続けていては、結局、為にならないと思うので書く。

なぜ、コミック原作のドラマ、映画が、いっぱいあるのか?
それは、楽だからだ。

かつて、ドラマ化された場合は、一定の違和感がつきまとった。
微妙に話が違っていたり、原作にない登場人物がいたり。

これは、小説が原作だったから、と言う側面が大きい。

小説には、大きく分けて、二つのパターンがある。
一人称と三人称である。

一人称は、主人公の視点から書くもので、主人公が知らないこと、体験していないことは、書けない。
ストーリー展開が狭まる分、心理描写がしやすいので、深く描いていける。

また、地文という、会話ではない部分の記述も容易で、背景なども、しっかりと書き込める。

三人称というのは、ビデオカメラで撮影するように、登場人物の動きなどを、客観的に描くものである。
基本的には、心理描写などは書けないので、深みを出しにくい。
しかし、登場人物が多いストーリーや、アクションものなどでは、話を展開させやすい。

さて、ドラマは?というと、当然、三人称が基本である。
登場人物の内心のつぶやきを出せないことはないが、連発しては、見る方が嫌になる。

当然のごとく、三人称形式の映像である故に、背景説明がしづらいという欠点がある。
だからといって、第1話の冒頭で、世界観などを延々と説明されては、ほとんどの人は、チャンネルを変えてしまうはずだ。

たとえば、

「バーバリアンの奴ら、お構いなしだな。
まあ、性悪エルフが、入れ知恵したに決まっているが」

と言うセリフが冒頭に来たら、ほとんどの人は、戸惑うはず。

バーバリアン?エルフ?はぁ?

だろう。

だからといって、この道、ン十年の寡黙なプロの戦士が、だらだらと説明セリフを話しては、雰囲気ぶちこわしである。

そこで、いきおい、素人が登場する。
原作に無ければ、追加する。

で、この素人に、質問させるのである。
ファンタジーなど、異質な世界観を持つ話ならば、異世界から来た若者が、望ましい。
一切合切を、セリフとして、話させることが出来るからだ。
この辺の切り替えに知恵を絞り、出来るだけ原作の雰囲気を壊さないように、しかも、楽しめるストーリーにしていくのが、プロデューサーや、脚本家の腕と言うことになる。

しかし、コミック原作ならば、上記の苦労の一切を、省くことが出来る。
コミックなので、基本的に三人称で構成されており、説明セリフを話すキャラも、たいていは、存在している。
そして、ストーリーもよく練られていて、手を加える必要は、ほとんど無い。

そして、制作側にとって、一番おいしい点。
それは、「一定のファンが既にいて、原作通りなら、一定の視聴率が見込める」という点だ。

こんな楽な方法があるのに、誰が好きこのんで、危ういオリジナルなど、作るものか。
作るとしたら、アイドルタレントありき、の、ちゃらちゃらドラマだけだろう。
ま、だとしても、原作通りの垂れ流しよりは、ましか。

人間、楽な方法を覚えると、困難な道には、戻れない。
おそらく、新番組を考える際に、こういう制作者達は、面白い話を考えるよりは、面白い原作の発掘に、精を出すはずだ。

このままでは、オリジナルドラマは、「渡鬼」だけになってしまわないか?

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