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October 07, 2008

専業米農家は大変

私の住む地域は田舎なので、少し歩くと、すぐに田園地帯となる。
周りも、先祖代々の農家が多い。
なので、この手の情報は、結構入ってくる。
まず、そのことを書く。
なお、個人的な感想としては、平均的な米作地帯と考えている。

田は、耕地整理が終わっているので、1反(たん)ごとになっている。
ここから採れる米は、だいたい5~9俵くらい。
濃尾平野の北東部としては、やや少ない収穫量だ。
1反で10俵採れる田を、畝取り(せどり)と呼ぶ。
1反が10畝なので、10俵で割ると、1畝で1俵となることからの呼称だ。
これは、極めて少数だ。滅多にない。
豊作と言われる今年でも、2枚(1枚=1反の1区画を言う)あれば良い方だ。

1俵は、玄米で60kg。精米すると54kgだそうだ。
まあ、面倒なので、60kgのままとする。

収穫した米を全部売ったとして、現実は1俵=14,000円程度なのだが、仮に、畝取りとして、しかも2万円で売れたとしても、20万円と言うことになる。

ちなみに、これは、年収である。
しかも、肥料、トラクターなどの燃料代、ローンなどは、まだ、引いていない。
種籾から苗を作らず、苗を買ってくれば、経費はもっとかさむ。

農家の実感からすると、スーパーで米を買ってきた場合に換算すると、ややマイナスくらいだそうだ。
農機具の価格や人件費を考慮したら、大赤字らしい。

あくまでも、先祖伝来の田畑を守る、とか、自分の楽しみで、とかいった動機付けで、何とか続けている。

1反は、300坪(約10アール)だが、これだけ広い土地からの年収が、20万円に満たない収入しかなく、経費を引いたら、何も残らない。

米だけで食って行くには、最低でも、2~3町(1町=10反=約1ヘクタール)はやらないといけないらしい。
大規模な農地を、大がかりな農機具で、一気に作業を行う。
これしか、専業農家になる方法は無いらしい。

しかし、個人で、1町以上の田を所有している農家は少ない。
近所の場合、せいぜい5反位だろう。
なので、平均、2反としてみる。

上記の大甘の計算では、年収40万となるが、実際には、30万以下だ。
そして、おそらくは、これが、経費相当だ。
まあ、またまた面倒なので、1反の経費が10万とする。つまり、1町の経費が100万と、ざっくりと仮定する。

農家は、すごい勢いで、高齢化が進んでいる。
近くでは、個人の田の面積がそれほど多くはないので、おじいさんが引退したら、定年退職した息子が、後を引き継いで、農業をやっている。

しかし、今後の安定性を考えたら、専業米農家をもっと増やさないと、メタミドホス米を、ありがたく食べないといけなくなるかも知れない。

そこで、年収という面で考えてみる。
専業米農家と言うことで、最低でも2町くらいは、やって貰おう。
平均的なサラリーマンの年収400万円くらいを目処にする。

経費は1町当たり100万円と言う仮定をそのまま使う。
2町で400万儲けるのだから、1町あたり、200万の利益。
よって、合わせて300万円。

1反にすると、30万円となる。つまり、畝取りとしても、1俵3万円と相成る。
わかりやすく言えば、1俵を15,000円以下で売り渡している現在の倍の値段で売れないと、専業ではやっていけないということだ。

10kgで4,000円の米が8,000円。
6,000円の米が、12,000円。

安いもんでしょ?(。_・☆\ ベキバキ

なお、田の区画が大規模になったり、担当面積が大きくなれば、その分、1反当たりの経費率は下がるはずなので、このままの計算は、当てはまらないだろう。
しかし、現在の価格では、到底成り立たないと言うことは、変わらないはずだ。

ちなみに、米所と言われている新潟などでは、1枚の田の規模も大きく、1反当たりの収穫量も12俵を超えるらしい。
さすがは、本場と言わざるを得ない。
そして、それだからこそ、専業米農家として成り立つのだろう。

昔は、1俵当たり2万円とかで、政府が買い上げていたらしい。
でも、それでも足りないのだ。

国内の需要のほとんどを国産でまかない、今年辺りは、余剰がでそうな米でさえ、これが現状だ。

食糧自給率の向上は、かくも困難な一大事業なのだ。
関係省庁は、ふんどしを締め直しても、まだ足りない位、気合いを入れないと、自給率は1%も上がりませんぜ、旦那方。

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