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November 17, 2008

侵略国家か?

航空自衛隊の田母神俊雄航空幕僚長が、日本は侵略国家ではないと論文で主張した件。

これは、戦争の本質を曲解している、軍事オタクの極論だと思う。

まず、100%正しい戦争などと言うものは、ほぼあり得ないと言うことを知っておいて欲しい。

戦争は、攻め込むか、攻め込まれるか。そして、対峙した後、起こるか、である。
攻め込まれる側にも、攻め込まれるだけの事情があり、攻め込んだ方も、それなりの理由がある。
戦争という以上、それなりの理論武装はしてあるはずで、それなりの言い分はある。
対峙した場合は、どっちもどっちだろう。

日本において、ほぼ100%正義の戦いと思われるのは、私が知る限り、二度の元寇だけだ。
これは、突然、元が攻め込んできたからだ。

しかし、歴史というものは、常に、勝者が残していくものだ。
当時、一方的に攻め込まれて、日本を守り抜いた鎌倉幕府が、自分たちに不利な資料を残すはずもなく、本当に「突然」だったのか?は、時間の彼方に埋もれてしまっている。
元寇が起きる少し前には、元から使節団が来て、服従を迫ってきていたのかも知れない。

日本の施政者は、歴史的に、朝貢外交を行ってきた。
中国の覇者に使節団を送り、「日本国王」として認めて貰い、対外的な脅威から守って貰っていた。
そして、元が覇者となって、当然のように、日本に服従を強いてきたら?

元からすると、今まで、中国の庇護の元にあったくせに、生意気にも、属国になるのを拒否しやがった。
ならば、滅ぼしてしまえ!と言うことだったのかも知れない。

日本から見れば、一方的に攻め込まれただけの元寇が、実際には、国際政治の失敗故に起こった悲劇であった、と言う可能性もある。

大東亜共栄圏という構想そのものは良い。
しかし、それを大義名分に、中国大陸に、日本発展の足がかりを求めて侵略していったと言うことを、頭から否定できるのだろうか?

たとえ、本当に、「正義」のつもりで、「進駐」していったとしても、中国の人々からしたら、新たな侵略者が来たようにしか見えない。

戦争に負けた国の男達は、全て奴隷となり、女達は、全ておもちゃにされる。

これは、太古の昔から繰り返されてきた、悲しい現実だ。
勝ったのに、この手の略奪行為をしなかった勝利者は、数少ない。
彼らは、数少ない「名将」の名を、勝ち得た。

日本の立場から見て、言うべきことを言うのは、間違いではない。
しかし、終戦というか、敗戦から既に半世紀以上たった今、地球的な視点を無視して、一方からしか見ない、偏った見解を公言するのは、いかがなものか?

繰り返す。
戦争に、絶対的な正義など無い。

よって、理由はどうあれ、侵略は侵略であり、侵略された中国国民の味わった被害は、攻め込んだ国として、絶対に忘れてはならない。

さらに繰り返す。
日本から見た正しさを主張するのは良い。
しかし、一方的な極論をまき散らすのは、21世紀に生きる日本人の有り様ではない。

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