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December 18, 2008

大量解雇2~流動資産~

経理には、固定資産とか、流動資産という考え方がある。
これを、若干、独自拡張し、これに則して考えてみた。

今まで、従業員は、いわば、固定資産だった。
終身雇用が当たり前だったから、途中退職、定年退職などがない限り、一定の期間、固定して存在している。
中途採用も、基本的には無いので、入社時の同期は、退職するまで同期のままだ。
従業員は、人材であるのだから、これを、固定資産と考える。

派遣社員は、これから言うと、流動資産と言うことになる。
いや、実態から言うと、消耗品費に近いか。
必要なだけ「買い入れ」て、いらなくなれば、廃棄する。

固定資産としての従業員は、管理部門や本社など、ごく少数になる。

最近の会社は、従業員を資産と見なさず、消耗品、良くても、流動資産と見なし始めたと言うことになる。

資産と考えれば、他にもいくらでも、類例は見つかる。

たとえば、ゼネコンは、大きく分けて、施工部門、設計部門、営業・経理などの管理部門の3つに分けられる。

このうち、一番、業績悪化に弱いのが、施工部門だ。
施工部門を独自で持っていると言うことは、ある意味、強みだ。
会社独自のノウハウを身につけさせられれば、それそのものが、受注を呼び寄せてくれる。
トンネルならあそこ、超高層ならあそこ、と言った具合だ。
しかし、会社が危うくなったときは、一番先に、赤字増大の立役者にもなる。

設計部門は、施工部門ほどわかりやすくはないが、やはり、同様な側面を持つ。

常に必要で、欠くべからざるのは、管理部門だけなのだ。

これを、ばさっと切り捨て、身軽になったのが、不動産デベロッパーだ。
施工部門、設計部門を備える業者は少ない。
一切合切を外注してしまう。
これは、大小様々な関連業者がひしめく、建設業界だから可能な図式だ。

しかし、これを、無理矢理、行おうとしているのが、自動車業界だ。
自動車業界の場合、設計は、外注できない。
建設業界と違い、自動車の設計を行っているのは、自動車会社だけなのだから。
そこで、まず、施工部門、つまり、製造工場に手を付けた。
設計と同様に、製造もまた、自前以外には、外注できない。
なので、製造のスタッフを外注した。
これが、派遣社員だ。

工場の従業員を、固定資産ではなく、流動資産、果てには、消耗品として管理し始めたのが、現在の構成だ。

急速に変化する時代に合わせて、会社がフレキシブルに対応しうるように変化し始めた。
これが、いま、世界的な不景気で、悪く受け取られているだけなのだろう。


第3回は、いよいよ、「働く側」です。

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