チェスの戦法で、パスができないために、より悪い形になる手を打つしかない、という状況に相手を追い込むことをツーク・ツワンクという。
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北朝鮮に対しては、これしかないように思う。
チェックメイト、つまり、王手は、政権崩壊だから、これは、まず無い。
現実に想定しうる王手は、国際政治への北朝鮮の参加だろう。
この場合は、諸外国と協調して、安定や平和を追求する状態を言う。
しかし、現段階では、北朝鮮が、こういうアプローチをしてくる可能性は、ほぼゼロだ。
自ら動かないのならば、ツーク・ツワンクによって、そうせざるを得なくすればいい。
軍事的には、二点
1.日本も核武装の検討を始める。
ただ検討するだけではなく、自衛隊、各関連の団体でプロジェクトチームを作り、核兵器の自前開発への道筋を付ける。
これは、出来るだけ詳細に行う。曖昧さは一切排除し、実際に行動可能な詳細計画を立てる。
日本の技術力を持ってすれば、核兵器の開発などは、すでに、国家プロジェクトにすらなり得ないレベルの一プロジェクトに過ぎないのであると、世界中に知らしめる必要がある。
この場合は、拙速を尊ぶ。長くても1ヶ月以内。これ以上長いと、国内ばかりではなく、国連も放っておかない。
注意点としては、あくまでも脅し目的だから、本当に実行しないようにすること。
このまま北朝鮮を放置すれば、日本は、核兵器開発への道を選びかねない、と、諸外国に、真剣に思わせるのが目的。
2.日米韓合同で、作戦計画を立て、その初段を実行する。
おそらく、空母や、在韓米軍の配置替えとなるだろうから、本気で行う。
これも、あくまでも脅しであり、窮鼠にならない程度に追いつめる。
国際政治という面では、さらに二点。
3.外堀を埋める。
つまり、ロシアを徹底的に遠ざける。
このまま、北朝鮮に肩入れをすれば、日本が本気でロシアと対峙する可能性がある、と思わせる。
この場合は、軍事ではなく、国際政治や、経済面での決意を示す。
4.生命線を断つ
現実に北朝鮮を支え続けている中国を、徹底的に攻撃すること。
もちろん、国際政治や、経済面での攻撃となる。
相手が中国なので、かなりの返り血を浴びるだろうが、引いてはいけない。
耐えうるぎりぎりの線を引き、そこまでは突っ張る。
中国に対しては、断固たる決意を示し、北朝鮮への援助を断たせる。
そして、終盤だ。
5.ツーク・ツワンク
北朝鮮に残る手は、駒を倒し、ギブアップするか、唯一開いた道、日本との和解への道を進むしか残らない。
あの国がギブアップするはずはないので、「話し合ってあげる」とか、強がってでも、和解への道を選ぶはずだ。
右よりだの、過激だの、思われるかも知れないが、現実には、これ以外に、北朝鮮の核武装を防ぐ手段は無いと思う。
ぐずぐずしているのは、北朝鮮への援助に等しい。
すでに、単純な話し合いが通じる段階ではないのだ。
日本は、肥え太ったブタではなく、永遠にも等しい眠りについた狼なのだ。
決して、その目を覚ましてはいけないことを、諸外国にも知らしめる時期が来たと思う。
願うは、世界の平和ばかりである。
たとえ、「そのため」に存在する自衛隊だとしても、暇に飽かして、訓練ばっかりやっている無用の長物集団で居続けて欲しい、今日この頃である。
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