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December 03, 2009

軍としてのアメリカ

アメリカに関して、日本は、誤解していると思う。
あるいは、アメリカ自身も。

日本がアメリカに抱く印象は、頼りがいのある兄貴、わがままを押し通す頑固オヤジ、世界の治安を守る正義の国。
…こんなところだろうか。

アメリカ自身が抱くアメリカ観など、もっと単純明快だ。
世界一の国であり、それ故に、世界の平和を守る義務がある。
これくらいのものだ。
とにかく、世界のトップで、尊敬を集めていれば満足なのだろう。

しかし、現実の国際情勢の中で、こんな脳天気なアメリカ観を抱いていては、物事の本質が見えてこないと思う。

私が思うアメリカの本質は、軍事国家としてのアメリカである。

日本に対しては、既に対処を終えている。
軍事的に征服し、日本人・国の体制の懐柔を終え、属国化を完成して久しい。
日本は、おおっぴらに日本政府の威信さえ傷つけなければ、アメリカの意のままになる。

中近東は、頭の痛い問題だが、所詮、遠い国の話だ。
石油など以外は、大した問題にはなり得ない。
アルカイダなどは、対応に苦慮しているが、所詮ゲリラであり、アメリカ軍に真っ向勝負できる訳ではないのだから、「アメリカの脅威」ではない。

かつての冷戦の相手、ロシアも喫緊の課題ではない。
ロシアに対しては、冷戦時代に、対ソ連対策として完成しており、当時に比べて国力の落ちたロシアなど、既存の対処で間に合う。
必要に応じ、対処マニュアルを更新する程度で充分だ。

やはり、最大の問題は、東アジアであろう。
なぜなら、中国があるからだ。
今の世界で、唯一、アメリカと面と向かって戦争を仕掛けられる可能性を持つ国だからだ。
しかも、太平洋を挟んで、アメリカと対峙しているのが東アジアであり、他人事ではないのだ。

アメリカ軍総司令官として、東アジアを眺めて見れば、すぐに分かる。

最大の脅威、中国を見た時、真っ先に目に入るのが日本、その次に韓国である。
日本は、中国に向けてアメリカが打ったくさびであり、東アジア戦略の最前線基地である。
そして、その最重要ポイントが、沖縄基地なのだ。

有事の際、最初は、戦闘機による戦闘となるだろう。
しかし、その次には、艦隊戦が待っている。
その際に、主力となるのは、潜水艦、空母などだろう。
この時、グアムから出撃するのか、沖縄から出撃するのか、では、決定的な違いが生まれる。

この両者のタイムラグ、1~2日は、作戦の初動において、取り返しのつかない差を生みかねない。

よって、米軍基地の国外・県外移設など、100%あり得ない。

東アジア戦略の大前提として、沖縄に基地を置いておくというのは、絶対にはずせない一点だ。

沖縄基地に対し、日本国民の反感があるのは、アメリカも、重々承知している。
そして、その反感を基地排除まで持って行かせない為に打った手が、北朝鮮放置だったろう。

考えてみて欲しい。
今現在、北朝鮮の核の脅威がなければ、米軍基地の全返還という流れは、起きえなかったか?
「米軍出て行け!」と言う声が、基地の周辺に留まり、日本中を染め上げるコンセンサスになり得ていないのは、北朝鮮の核の脅威なのではないのか。

アメリカにとって見れば、北朝鮮の核ミサイルなど、さしたる問題ではない。
ミサイルの仕様としては、アメリカ本土にも届く様だが、現実に届くかどうかは、全く別問題だ。
そして、現状では、経済封鎖程度で、それを阻止しうると判断しているに違いない。

よって、アメリカは、北朝鮮の拉致犯罪に対し、真剣に対処するつもりは無いはずだ。
高性能核ミサイルを開発されるのと同じくらい、現体制が崩壊して、核の脅威が無くなるのは、困るのだ。

もしそうなってしまったら、日本に対し、「核の傘で守ってあげているんだよ」という優しいおじさんコメントではなく、アメリカ軍の威光を笠に着た恫喝外交を繰り広げなくてはいけなくなってしまう。

これは、少なからず、対米感情の悪化を招き、アメリカにとって、面倒な事態を招く。

これが、私の見るアメリカ観だ。

この点を阻害しない限り、車も服も売って良いし、アメリカ支社の設立も許容する。
そんな優先順位ではないのか?

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