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June 16, 2010

重職心得箇条2 大臣の心得

 大臣の心得は、先づ諸有司の了簡を尽さしめて、是を公平に裁決する所其職なるべし。もし有司の了簡より一層能き了簡有りとも、さして害なき事は有司の議を用るにしかず。有司を引立て、気乗り能き様に駆使する事要務にて候。又些少の過失に目つきて、人を容れ用る事ならねば、取るべき人は一人も無之様になるべし。功を以て過を補はしむる事可也。又賢才と云ふ程のものは無くても、其藩だけの相応のものは有るべし。人々に択り嫌なく、愛憎の私心を去て用ゆべし。自分流儀のものを取計るは、水へ水をさす類にて、塩梅を調和するに非ず。平生嫌ひな人を能く用ると云ふ事こそ手際なり、此工夫あるべし。

(口語訳)

 大臣の心得として、まず部下、諸役人の意見を十分発表させて、これを公平に裁決するのがその職分であろう。
 もし、自分に部下の考えより良いものがあっても、さして害のない場含には、部下の考えを用いる方が良い。
 部下を引き立てて、気持ち良く積極的に仕事に取り組めるようにして働かせるのが重要な職務である。また小さな過失にこだわり、人を容認して用いることがないならば、使える人は誰一人としていないようになる。功をもって過ちを補わせることがよい。またとりたててえらいというほどの者がいないとしても、その藩ごとに、それ相応の者はいるものである。択り好みをせずに、愛憎などの私心を捨てて、用いるべきである。自分流儀の者ばかりを取り立てているのは、水に水を差すというようなもので、調理にならず、味もそっけもない。平生嫌いな人を良く用いる事こそが腕前である。この工夫が大切なのだ。
(出典:本カテゴリー冒頭トピック参照)


これ、自民党の時代から、ある程度出来ていると思う。
文中の「有司の了簡」は、「官僚の意見」となるだろう。そして、歴代の大臣は、官僚の意見を重視して、採用してきた。
まさに、この一文の通りの有り様に見える。

しかし、ここで言っているのは、あくまでも、大臣自身の意見なり見識なりがしっかりとあって、その上で、意見が食い違う時は、と言うことである。
大臣自身が何の知識も持たず、見識もなく、そして、意欲もなく、ただ、官僚に任せきりにしているのとは、似て非なるものである。

官僚の保身故の意見は、断固として拒否し、入れるべきは入れる。
そして、それを可能にするためには、諸データを必要なだけ得ることが出来る環境を持ち、冷静に、そして、的確な判断をする必要がある。

この点において、自民党政権も、鳩山政権も、落第点だろう。
官僚に任せきりの自民党と、その反省から、官僚の意見を一切合切拒否してしまった鳩山政権。

どちらも、望ましい状態ではない。
「是を公平に裁決する所其職なるべし」である。

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