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July 23, 2010

除菌は有効か?

これは、無意味どころか有害であるし、有効である。
訳が分からないと思う。しかし、「訳が分からない」が、実態なのである。

除菌だの殺菌だのは、あちこちでよく使われている表現である。
しかし、その実態は、ほとんど知られていない。

一般的な表現で言えば、強い方から、

滅菌>殺菌>除菌>抗菌

となる。(厳密には正しくない表記である)

滅菌は、一般人が関与することはほとんど無い。手術で使う鉗子やメス、そして、注射器などが、滅菌されている。これは、「有害・無害を問わず、対象物に存在しているすべての微生物およびウイルスを死滅させるか除去すること」をいう。

表題の除菌は、「対象物から菌を除いて減らすこと」をいう。処置前から、菌が減れば、立派な除菌である。

抗菌は、「菌の増殖を阻止すること」であるから、現状より増やさなければ、立派な抗菌である。極端な話、食中毒になりうる数の菌が存在していて、そこから増やさなければ、「抗菌」といえる。

殺菌については、ややこしい。「菌などの微生物を死滅させる操作のこと」であるから、処置によって、菌などが死滅すれば、立派な殺菌である。
食中毒で言えば、少しでも菌を死滅させれば、殺菌済みといえるので、その時点で、食中毒を引き起こすに足る菌が残っていても、殺菌済みである。

こんな事では、おちおち手術しておれないので、滅菌を行うのだ。
普通、医療機関では、オートクレーブと呼ばれる装置を用いて、飽和水蒸気中で121℃2気圧15分以上(通常20分)加熱する。
処置が終了しても、中の気圧は高いままなので、圧力鍋のごとく、蒸気抜きをしてから扉を開ける。この時に、「ボンッ」と音がして、結構迫力がある。

なので、「ほとんど望んだ効果がない殺菌済み」も間違いではなく、期待はずれになることもある。
ただ、一般的に、「殺菌済み」とあれば、除菌よりも、強い処理法で行われた事が多く、多少は安心できる。

そうそう、こういった操作全般を、消毒という。
「対象物を使用しても害のない程度まで菌を減らす」ことである。

手術道具ならば、滅菌が必須だし、カーペットなどなら、除菌で十分だろう。
新生児の衣服ならば、除菌でいいし、スプーンなら、殺菌となる。
まあ、この場合、熱湯消毒程度でもやりすぎ位か。

このように、表記が混乱していて、間違えやすい。
一応、まとめたサイトを紹介しておく。

業界における定義

最後になるが、日常生活において、滅菌どころか、「殺菌」が必要になることは、ほとんど無い。
あるとしたら、新生児のミルク瓶の熱湯消毒くらいか。

普通に食べている食物中にも、菌は存在しているが、問題となるのは、その量である。
あまりにも気を遣いすぎると、菌に対する抵抗力が落ちてしまい、普通なら感染しないレベルの弱い菌にも感染してしまうことになる。
これを、日和見感染という。
通常は、抗生物質を飲んだ時に起きるくらいだが、「清潔生活」が続くと、こんな事態を引き起こしかねない。

何事も程度問題である。
頑張ったとしても、食中毒の季節である今だけにしておいた方が、楽しく暮らせるというものだ。

殺菌

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