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December 27, 2010

重職心得箇条8.多忙

(原文)

重職たるもの、勤向繁多と云ふ口上は恥べき事なり。仮令世話敷とも世話敷と云はぬが能きなり、随分手のすき、心に有余あるに非れば、大事に心付かぬもの也。重職小事を自らし、諸役に任使する事能はざる故に、諸役自然ともたれる所ありて、重職多事になる勢あり。

(口語訳)

重役たる者、仕事が多い、忙しいという言葉を口に出すことを恥ずべきである。たとえ忙しくとも忙しいといわない方が良い。随分、手をすかせたりして、心の余裕がなければ、大事な事に気付かず、手抜かりが出るものである。重役が小さな事まで自分でやり、部下に任せるという事ができないから、部下が自然ともたれかかって釆て、重役のくせに仕事が多くなるのである。

出典:本章冒頭トピック参照


一般論として、「忙しい」を口癖にする者は、スケジューリングが出来ていないことが多い。

たとえば、「来週の前半、午後1時から3時くらいまでで、10分ほど、隣の会議室で、お時間をいただけませんか?」と言う問いかけに対し、最大1分以内に、最終結論としての返答が出来ますか?

「職場に帰って確認してみます」は、何故、手帳なりを持ち歩いていないのか?

「来週になってみないと分かりません」は、何故、来週ごときのスケジュールが確定できていないのか。

「当日になってみないと分かりません」は、もう、論外である。

大体、中堅以上の地位にある者は、それなりのスケジュールが舞い込んでくる。そして、秘書付きでもなければ、スケジュールは、自分で組み立てておかないといけない。

「忙しい」とは、自分のスケジュールを立てていないか、うまく管理できていない者の言い訳である。

うまくスケジューリングできているのならば、「忙しい」とは言わず、「予定が多い」とか、「スケジュールがタイト」とか、これに類する表現を使うはずだ。そして、たいていの場合、上記の問いかけに対し、的確な返答が、30秒以内に返ってくるはずだ。

「予定が多い」人はいっぱいいる。しかし、「やたら忙しい」のは、失格である。

後半の「部下に任せられない」のは、そもそも管理職失格なのだが、年功序列社会の日本企業では、往々にしてありがちである。

こういう管理職は、ひとつには、上記の管理職失格者、もう一つは、部下育成能力失格者である。どちらにしても、救いようがない。

救いようがない、のだが、これがまた、往々にしてありがちだから困る。誰にでも忍び寄ってくる魔の手でもある。

「部下が頼りない」とか、ぼやいていないだろうか。それは、部下を育てなかったあなたか、あなたの前任者の責任である。

管理職側に何の覚悟もなく、「君に任せる」と言っていないだろうか。任せるといった割には、あれこれ口出しをして、結局、人間ワープロや社内バイク便扱いしていないか? あるいは、最後まで放置して、責任をその部下に負わせて逃げていないか。

本来は、「君に任せる」の次に、言っておくべき言葉がある。

それは、「責任は一切、私がとる」である。こちらは、現実に発したことのある人、いますか?

そうでないのに任されたって、部下は動きませんよ。そして、自分の考えで動かないから、いつまで経っても育たないんです。

「ホウ・レン・ソウ」は、ビジネスの基本だが、それと「任せる」ことを、混同していないですか?

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