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April 04, 2011

春望

国破山河在
城春草木深
感時花濺涙
恨別鳥驚心
烽火連三月
家書抵万金
白頭掻更短
渾欲不勝簪

杜甫(唐の時代の詩人)

国破れて山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火三月に連なり
家書万金に抵る
白頭掻けば更に短く
渾て簪に勝えざらんと欲す

都は滅茶苦茶になってしまったが山や河は昔のままであり、
長安には春が訪れて草や木が深々と生い茂っている。
世の中の有様に心を動かされて花を観ても涙をはらはらと零し、
家族との別れを惜しんでは鳥の声を聞いても心を傷まさせている。
打ち続く狼煙火は三月になってもまだ已もうとせず、
家族からの便りは万金にも相当するほどに思われる。
白髪頭は掻きむしるほどに抜けまさり、
まったくもって簪を受け留めるのにも耐え兼ねそうだ。

出典

春である。
桜の便りが聞こえ始め、日ごとに暖かくなってきている。

「時は春」
と、冒頭に書けば、おそらく、穏やかな光景を思い浮かべる事だろう。
……今年を除けば。

おそらく、春を喜ぶと言うよりは、日増しに暖かくなってきて、厳しい避難所暮らしが、多少なりとも過ごしやすくなることを、喜ぶのみなのかも知れない。

せめて、来年の春は、過去の思い出に浸り、未来に思いをはせる日々が、陸奥の人々に訪れることをひたすら願うばかりである。

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