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June 07, 2011

重職心得箇条14.手数

(原文)

政事と云へば、拵(こしらえ)へ事繕ひ事をする様にのみなるなり。何事も自然の顕れたる儘にて参るを実政と云ふべし。役人の仕組(しくむ)事皆虚政也。
老臣なと此風を始むべからず。大抵常事は成べき丈は簡易にすべし。手数を省く事肝要なり。

(口語訳)

政事というとこしらえ事、つくろい事をするようにばかりなるものである。何事も自然に現われたままでいくのを実政というのであって、役人の仕組むような事は皆虚政である。
殊に老臣などは役人の模範であるから、こういう悪風を始めてはならない。通常起こる大抵の仕事は、できるだけ簡易にすべきである。手数を省くことが肝要である。

出典:本章冒頭トピック参照


これは手厳しい。一斎先生、よほど、幕府の役人連中に、業を煮やしておられたか。

しかし、大略に置いては、ほとんどの人が首肯しうる一文だと思う。

役人、今で言う国家公務員、そして、その中の一部である官僚のやる事、作り出す事は、無駄が多く、そのほとんどは、無駄である。

ただ、幕府にせよ、政府にせよ、その屋台骨を支え、血肉となって、実際に動かしているのは、彼らである事は、忘れてはならない。

ここで一斎先生が言っているのは、あくまでも、「重職の心得」なのである。
目を離せば、いたずらに制度を増やし、その複雑さを増加させていく。
しかも、その一つひとつは、「うーん、まあ、この程度は仕方ないか」と思える程度の小幅の変化でしかない。

でも、うっかりしていると、いつの間にか奇々怪々な制度に変わっており、それに精通した役人でないと、右も左も向けなくなっている。

それを未然に防ぎ、既に存在している、いたずらに複雑なだけの無意味な制度に風穴を開け、風通しの良さを維持する事こそ、重職の役目であると説いている。

官僚の指示のまま操られている大臣。
いたずらに官僚とぶつかってばかりいる大臣。

今の内閣には、皆無ですよね? そんな人。

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