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« 硝酸態窒素 | Main | 列車の冷房は控えめに? »

June 15, 2011

中電管内は、節電が必要か?

まず、過去のデータを当たってみよう。
2009年のデータである。

原子力14%、石炭25%、LNG47%、合計86%
石油4%、水力9%、新エネルギー(風力)1%、合計14%

発電電力量(発電端)構成比の推移

中電のHPによると、上記の86%は、基本としてキープし、14%の方で、電力需要の変動に対応しているという事だった。

今回、基本に属する原子力が、国の方針で止められてしまい、あたふたしているわけだ。
よって、使用量が大規模・小規模であるかに関わらず、節電を訴えている最中である。

対策としては、両方を積み増す方策が検討されている。
つまり、86→72%となってしまった基本部分を少しでも増加させ、14%部分も、休止石油火力発電所を動かす事によって、14+αを得ようとしている。

ここで、素朴な疑問が二つほど。

まず、揚水発電は存在しないのか?と言う疑問。
揚水発電とは、水力発電の一種で、余裕のある夜間に水をくみ上げておき、ピーク時に放水し、余剰電力を得ようという方式である。
報道では、この部分に関するニュースが、全くない。
あたかも、中電には、揚水発電機能が存在しないかのようだ。

しかし、実際には、HPを当たればすぐに分かる。しっかりと存在する。

揚水発電は、その性質上、発電量を積み増す機能はない。
あくまでも、余裕のある深夜の電力を、くみ上げる事によって、水の位置エネルギーに変えて保持し、ピーク時にその分を供給する仕組みだ。
当然、ロスがあり、一日トータルでは、ややマイナス要因となるだろう。

だが、いま、最大の問題であるピーク時の対策には成ってくれる。
実際には、「切り札」ではないのか。

東電は、この揚水発電が、1000万キロワット以上の能力がある事がすっぱ抜かれ、渋々、この供給能力を明らかにした。
復活させる火力の供給積み増し分と合わせると、足りないどころか、かなり余る状態である事が、明らかにされてしまった。

中電は、こんな事はないよね?

二つ目の疑問は、ただだか14%程度の原子力が無くなったくらいで、供給不安が生じると言う事自体、インフラ企業として、存在価値を無くすくらいの大失態ではないのか?

過去、地震などによって、原子力発電所が、全面停止した事だって、何度もあるはずだ。
そう言う時の電力供給は、どう考えていたのか?

たとえば、渇水時で、水力の積み増しは難しい状況で地震が起きて、原子力発電所が停止してしまったら?

この程度の、低レベルな想定すら、行っていなかったのか?

だとしたら、中電の危機管理能力は、ゼロである。
そんな企業、そんな経営陣には、公共団体にも等しい電力供給を任せておくわけにはいかない。

そうでないのなら、今こそ、危機対策を公表すべき時なのではないのか?

休止火力の復活で○○キロワット。
揚水発電のフル稼働で、ピーク時○○キロワット。
従来の発電設備のフル稼働で、○○キロワット。

トヨタに、木・金休みを強い、民間にも、冷房の自粛を訴える以上、中電も
自らの腹をさらけ出す時機ではないのか?

自分たちの実像は一切公表せず、ただトータル数値だけを示し、「協力してくれ」と言われても、そんなのやれるかよ。

この際、本音を言ったらどうだ?

・足らない時は、関電から貰うつもりだったから、一切危機対策はやってなかった
・本当は、ぎりぎり足りるはずだけど、万が一のために、保身で訴えているだけ
・「原子力は不要」と国民が思うようなコメントは、一切厳禁されている

近年の猛暑によって、危機的状況に晒されている高齢者達は、その自覚に欠けるために、熱中症の危機に晒されている。
しかし、昨年当たりから、ようやく、自衛のために、水分補給と、エアコンの活用をするようになった。

しかし、高齢者の多くは、「お国のためなら」と、一斉に節電に舵を切っている。元々、エアコンなど、使いたくない連中なのだ。
節電アピールは、渡りに船だったろう。

この夏は、高齢者を中心に、節電のためにエアコンを節約した結果の熱中症が多発すると見ている。

中電の節電要請は、連中の命の危険を冒してまで、守らねばならないものなのか?
そして、電力会社側は、そこまでの危険を冒させかねない要望であると、自覚しているのか?

それらをふまえて、中電に問う。

全てのデータをさらけ出しているのか?
東電のように、「不確実」と言う事で、ピーク時対策のためにだけあるような揚水発電の供給力を、無視していないか?

高齢者の命にも関わりかねない要求をしている半公共団体である中電の回答を待つ。

もちろん、報道機関宛に答えてくれればいい。

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