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July 14, 2011

脱原発宣言は誤りか?

昨日、菅首相が脱原発宣言をしたのを受け、マスコミは、一斉に、「具体性に欠ける」と、非難した。
マスコミに限らず、ほとんどの政治家、政党も、概念としては賛成しつつも、具体性という点で、非難をしていた。

報道がこれだけだと困るので、個人的に補足しておく。

首相は、大きく分けて二つの側面を持つ。

一つは、行政府の長という立場だ。首相を初めとする内閣、省庁などのトップとして、日本の行政を監督する責務を負う。この面からしたら、何の具体策もないまま、近い将来の「脱原発」を公言してしまうのは、かなりまずい。
この意味では、各政治家、マスコミの論調は正しい。
そして、この点についての文句を言っているのではない。
言いたいのは、二つ目のことだ。

二つ目は、日本のリーダーという側面だ。
実に1億を超す日本人のトップなのである。
ここまで巨大な集団のトップであれば、個々の構成員、つまり、国民一人一人にまでは、目が届かない。
また、細かい箸の上げ下ろしまでは、気を配っていられない。

巨大組織のリーダーが、まずしなければいけない事は、集団の行方を指し示す事だ。
この行方は、細かい内容であってはいけない。

人の能力では、遠い未来を具体的に指し示す事は不可能である。仮に具体的に示したとしても、実現可能性は、ほぼゼロに等しく、戯言と大差ない。

かかるリーダーが示すべきは、集団が進むべき道筋を示す事なのだ。
そこに至った暁には、楽しい、もしくは、より良い状態であった方がいい。その方が、未来に希望がもてるのだから。

この場合、そこに至る詳細は、必須事項ではない。まず、リーダーが大きな目標を示し、中枢のスタッフが大目標に落とし込む。そして、それをさらに組織の大きさに合わせて具体化していく。

この段階では、出来る・出来ないは、二の次なのだ。
「出来そう」で、十分である。

今回の菅首相の宣言は、どちらかと言えば、後者に属するメッセージだと思う。

首相の持つ二面性を無視して、記事にしやすく、批判のしやすい面でだけ叩きまくるのは、どう考えても、公平な報道ではないだろう。

もし、どのマスコミでも、後者の立場からのフォローが無かったら、官僚の垂れ流す御用マスコミと見なし、今後は、無視した方がいい。
そんなレベルの報道ならば、ネットニュースで必要十分だ。

そうそう、菅首相をフォローするつもりは全くない。
どちらかというと、「退陣報道」を、心待ちにしている方である。お間違えなく。

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