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October 25, 2011

民主党政権がもたらしたもの

細かい点はいくつもあるし、小粒ながら、いいものもあるだろう。

しかし、ここでは、そう言う類の功罪ではなく、日本の今後に影響を与えうる大きな点について書く。

私が考えるその最大の変化は、財務省の突出化である。
正確には、元々突出していたものを、白日の下にさらした、と言う事になる。

財務省は、元々、大蔵省と言い、「省庁の中の省庁」と言われていた。
他の省庁を、直接監督する権限は無いが、予算を一手に扱っているため、大蔵省の機嫌を損ねれば、途端に、翌年の予算を減らされ、痛い目を食う事になる。

この点は、金融業界も同じだ。

大蔵省の頃も今も、この省は、MOF(モフと呼称される)と呼ばれている。以前は知らないが、今は、「Ministry of Finance」の略だそうだ。

本来同列であるはずの他省庁を、事実上、傘下に置いているくらいだから、監督される金融業界など、使いっ走りにすら入れて貰えない事だろう。

各金融機関の担当者は、MOF担と呼ばれ、ほぼ青天井の予算を割り当てられて、MOF官僚の接待だけを行っていた。

「ノーパンしゃぶしゃぶ」などの常識はずれの高額接待などは、すべて、大蔵官僚を相手に行われたと言ってもいいくらいだ。

各金融機関が金融庁の管轄になっても、実態は、大差ないはずだ。

一般に接待が行われそうな建設省(現、国土交通省)などへの接待など、足元にも及ばない事だろう。

なんせ、日本を代表する金持ち機関である金融機関が、必死になって行うのが、MOFへの接待なのだから。

それはさておき、2001年の中央省庁再編において、大蔵省は、いくつかの権限を剥奪され、財務省となった。
建前では、権限が縮小されたように見えるが、実態は、何も変わっていない。
相変わらず、予算決定権の全てを把握し、他省庁を震え上がらせている。

MOFの特徴はそれだけではない。
MOFは、省庁のトップと考えられている故に、優秀な学生達は、一斉に、MOFを目指した。
優秀な学生であればあるほど、MOFから採用が決まっていくのだ。

そのため、各種調査、政策の立案、実行、政府への工作など、全ての面に於いて、他省庁の追随を許さない。

これらの点は、自民党政権の頃から、何も変わっていない。

にもかかわらず、ここ最近、財務省の突出が目立ってきている。これは、何故か?

それは、民主党政権が、あまりにもだからしないからだ。

政府が大物揃いであればあるだけ、その影の領域も大きくなる。田中角栄など、その後ろにでっかい影の領域が出来、いくらでも姿を隠せたはずだ。

しかし、民主党政権になって、財務官僚が隠れる陰の領域が、ほとんど無くなってしまった。小粒どころか不適格者揃いだったからだ。

結果的に、財務官僚の暗躍が、白日の下に晒されつつある。

日本の政治には、いくつかの権力が存在する。
見方によって、三権とか、政府と官僚などと呼ばれる。

しかし、日本の将来に影響を与えうる権力という視点からすると、政府と財務省と言う二大勢力という構図になる。
そして、現在は、財務省の一人勝ち状態である。

財務省は、かねてよりの念願だった消費税10%実現への下準備をあらかた終え、後は、仕上げを演じるだけになっている。

財務省が勝つか、政府が押し返すか。

その結果は、時間をおけば明かとなる。
それは、「構造改革を伴わない消費税増税を繰り返して、10%実現」である。

このように、ここしばらくの日本の行方は、財務省次第であると言える。

手練手管の限りを尽くし、既得権益の保護を指向するか。
あるいは、その持てる力をフルに発揮し、日本を立て直すか。

……おそらく前者だろう。

頭がいいだけの役人に、国家百年の大計は、建てられないのだ。それは、歴史が証明している。

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