先頃、東京都知事選が行われ、2位候補にダブルスコアの圧勝で、舛添氏が当選した。
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ただ、投票率は記録的な低率で、46%だった。よって、例により、支持率を計算してみた。計算方法は、「投票率×得票率」である。
候補者 得票率 推定支持率
舛添要一 43.4 20.0(0.434X0.46)
宇都宮健児 20.2 9.3
細川護煕 19.6 9.0
田母神俊雄 12.5 5.8
これによると、都民のうちの2割の支持であることがわかる。落選者上位2名の支持率を見ると、9%前後なので、端から見ると、大差ないということになる。
だってこんな結果を見た人は、「2割の支持を得た人が一人と、1割弱の支持を得た人が二人いる」と言うことで、こんな投票、「圧倒的な支持を得た」とは感じないと思う。
まあ、当選は当選である。
おそらく、中高年層の保守支持層が、安定を求めて、消去法的に選択した結果なのだろう。若者で投票へ行った人は、彼らにとっては、突出した候補者がいなかったため、票が割れてしまったのか。
もっと、大胆に表現してみる。
今回、舛添氏に投票した中高年は、イコール、自公の固定支持層ではないのか?
これが正しいとすると、次回の衆参の選挙においても、同じような結果となり、自公の安定多数は、揺るがないことになる。
野党の中には、野党連合を画策している勢力もあるが、無党派層、浮遊層の支持を集めるだけの候補者がいないため、たいした勢力にはなり得ないだろう。
舛添新都知事が、真に日本の将来を憂えるのなら、若者や子育て世代を無視して、連中にすべてのしわ寄せをした政策をしてほしい。
すべての恩恵は、中高年に集中し、残りは、政党に献金をしてくれる企業に恩恵を与えればいい。
なぜなら、若者や子育て世代の多くは棄権しており、事実上、白紙委任なのだから。
「投票」という最強の力を行使せず、白紙委任をした都民は、虐げられて当然なのである。
そうそう、ちゃんと投票に行った都民は、こんなアホで不公平な施策には、堂々と反対意見を述べればいい。あなたたちには、その資格があるのだから。
次の都知事選では、痛い目を見せてやりましょう。
新都知事がこの施策をした結果、次回都知事選で、惨憺たる結果で落選した場合、心よりのエールを送ろう。
「あなたが自らを犠牲にして灯した小さな火は、きっと日本を変えるでしょう」、と。
ま、本当に変えなければいけないのは、国であって東京都ではない。
実行すべきは総理であって、都知事ではない。
でも、やるはずないから、国政選挙では、たぶん、書かない。
……ってことは、新都知事に、ちっとは期待しているのか?……俺?
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