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April 22, 2016

耐震建築が軒並み倒壊

熊本県の被災状況だけでは無く、あちこちの巨大地震で頻繁に見かける光景である。
で、感じるのは、
「耐震構造って聞いてたのに……」
と言う勘違いである。その被災した建築物は、立派に役目を果たし終えている。

耐震構造の詳細を規定しているのは、建築基準法であるが、何度も起きている震災を受け、何度も改正されている。
でも、それなのに倒壊しているのは何故か。

この法の該当部分は、
「中にいる人が逃げ出すまでの間、倒壊しないこと」
を目的として制定されている。
しかも、建築基準法は、最低限度の基準を定めている。
だから、どんな地震にもびくともしない建築物を目指しているのでは無いのだ。

建築基準法は最低限度の基準なのだから、良心的な工務店ならば、基準法を遙かに上回るしっかりした構造にしてくれているはずだ。
でも、被害を受けている。それは何故か?

それは、経済性という観点から。
そもそも、私が建築を学んだ時は、関東大震災クラスの地震にも耐えられる、と言う基準だった。それが、何度か改正されて厳しくなっているわけだが、基本的な考え方は同じ。規定の規模の地震になら耐えられる構造と言うことだ。

例えば、マグニチュード20規模の地震に耐えられる建築であれ、と言う基準に変更したとしたら、おそらく、ほとんどの地震に耐えられる建築となるはずだ。
しかし、それが、一般の戸建て住宅だとして、建築費が3億円かかるとしても、発注するだろうか?
そんな法律になったら、ほとんどの人にとって戸建て住宅は、眺めるだけになってしまうことだろう。これは、非現実的な想定である。

一般に、戸建て住宅の寿命は、30~50年である。これを国の方針で100年にしようと目論んでいるが、うまくいっていないようだ。
仮に、長めにみて50年とする。
で、震災の発生確率が、500年に一度とする。

この場合、ほとんどの戸建て住宅は、震災に一度も会わずに、その寿命を終えることになる。それなのに、3億円もかけて、鉄壁の資産家専用建築物であるべきなのか?、ということになる。

そこで、両者の折り合いをとったのが、建築基準法の規定なのだ。

・数百年に一度クラスの地震なら、最低限、逃げ出す前につぶれたりしない
・庶民が建てられるように、合理的な基準に押さえる

これが、いわゆる「耐震基準」である。

ちなみに、マグニチュード20クラスの地震が実際に起こったら?
そんな天変地異は、想定外である。

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