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June 21, 2016

都知事選に注目

都知事選は、ほぼ唯一の、直接選挙による疑似「元首を選ぶ選挙」であることは、ご存じだろうか?

東京都は、下記の特徴を持つ。

1.国の支配をあまり受けない

東京都は裕福で黒字のため、地方交付金を受けていない。なので、国から間接的な支配を受けずに済み、行政措置の自由度が高い。
もともと、都道府県知事は、絶大な権限を持っているのだが、国の意向に逆らうと、地方交付金を減らされてしまうため、事実上、ほとんどの知事は、国の意向に逆らえないのだ。貧乏県がなんとか知事の一存でやれる事業は、それほど多くないので、それを皮肉って、「3割自治」などと言われている。

2.首都

東京都は、日本の首都であるため、東京都の政策は、国の施設にも、有形無形の様々な形で、直接影響を与える。先のディーゼル車の排ガス規制は、地方の一団体の管轄地域への乗り入れ規制に過ぎなかったが、その地域が首都である東京都であるため、影響が甚大で、結果として、その効果は、間接的に全国に及んだ。

3.巨大な税制規模

なんと北欧の一国の予算に匹敵するのが、東京都の予算である。その巨大な予算を、絶大な権限を持つ一人の代表者が、好きに出来るのだ。固定的に消費されるが故に、知事がいじれない予算もあるが、残りは、都知事の好きに出来る。これは、世界有数の独裁者とも言える。

4.直接選挙

にもかかわらず、都道府県知事故に、東京都民による直接選挙で選ばれる。
ということは、自由に出来る予算で言えば、北欧では無く、EUの国の国家元首にも匹敵する巨大な権限を持つ独裁者を選ぶ選挙が、まもなく行われようとしているのだ。

USAの大統領は、その巨大な権限から「期間限定の独裁者」と言われるが、東京都知事もそれに近い。違うのは、好きに出来る予算と、力の及ぶ範囲であろう。

都知事は、国家間の交渉や紛争解決などは、権限外だからだ。

USA大統領は、それ性質故に、長い期間をかけて、慎重に選ばれる。だが、都知事は、月数では無く、わずかな日数だけで選ばれてしまう。

東京都民は、その独裁者を選ぶ権限を持たされている事を自覚しているのだろうか?

日本の首相は、国会議員による間接選挙で選ばれる。だから、USAのように、直接選挙を行うべきだという意見がある。
しかし、東京都民は、擬似的とはいえ、既に、それに近い権限を与えられているのだから、しっかりと候補者の人物を見極め、しっかりとした選択をして欲しい。

まさか、棄権なんてしないよね?
都知事選の投票率が80%超えたら、日本の政治は、変わるぜぇ。

ま、都民にその自覚は皆無だろうから、50%未満だな、たぶん。
官僚あがりか、そのコントロール下にある人物か、都の職員が自由に操れる有名人か。……そんなとこでしょ、きっと。

ね。東京都民の諸君。

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